京表具 藤田月霞堂
当店は昭和11年に創業、京都の西陣で古くから代々表具師として店を構え、歴史のある京都で培われた伝統と技術を引継ぎ、確かな知識と技術で掛軸(掛け軸)・額装・屏風・襖・衝立・巻物等の表具・表装の御仕立て、また、それらの表具・表装のしみ・カビ・汚れ・痛み・折れ・破れ等の修復・修理を行っております。
【京表具 藤田月霞堂】は京都で磨かれた確かな技術や伝統・感性を引継ぎ、日本の伝統技術である京表具を未来へと伝え残していきます。
また、その伝統技術でお客様の大切な掛軸や額・屏風・襖・衝立等の表具・表装を守り、後世へと残していくお手伝いをさせていただきます。
京都で表具屋・表具店をお探しでしたら、京都西陣『京表具 藤田月霞堂』へご依頼ください。
京表具とは
『 京表具 』それは歴史と伝統の町、京都で培われた確かな技術と研ぎ澄まされた感性、良質な材料が織り成す美しい伝統技術です。
千二百余年前、京都が都として日本の政治・文化の中心として栄えた平安京の時代、京都には全国からさまざまなものが自然と集まりました。たくさんの美術品・工芸品や職人達もまた同じく京都に集まり、その後の長く豊かな文化や長い歴史の中でその技術や感性、材料の質が磨かれてきました。
そして、それらの磨き抜かれた技術や感性から作り出される京都の表具・表装はいつしか、『京表具』と呼ばれる様になりました。
京表具の素晴らしさ
独特の美意識で作品の持ち味を引き立たせた京表具は、日本を代表する洗練された表具です。京表具は、芸術や宗教が盛んな京都を中心に発展してきました。
表具は、仏教と共に中国から伝来しています。経巻を仕立てる事から始まり、次第に礼拝用として仏画像が製作されるようになります。
それが、現在の掛軸・軸装の基となりました。床の間が生まれ、絵画が普及するようになると、美術品や書画の内容に合わせた表装が施されるようになります。政治・文化の中心であった京都の歴史的な移り変わりによって、京表具は発達してきたのです。