襖は和室を持つご家庭では馴染みが深いものではないでしょうか。しかし、襖に使われる襖紙はとてもデリケートなので丁寧に扱いお手入れをしないとすぐに汚れてしまい劣化の原因ともなってしまいます。
襖を綺麗に保つ事で気持ちの良い空間づくりを心掛けてみてはいかがでしょうか。
襖が汚れてしまう原因とは
襖が汚れてしまう大きな原因はなんといっても日常生活によるものです。例えば、普段の生活で不意に飲み物をこぼしてしまったという経験はありませんか？思いがけず襖に飲み物などをこぼしてしまった場合、その汚れが綺麗に取れず染みになってしまう事もあります。飲み物の染みからカビが発生する事もあります。
また、襖は開け閉めをする際に引き手に触れるため、引き手の周辺に手垢などの汚れも付きやすくなります。紙製である襖は布などでゴシゴシ擦る事はできません。汚れによっては砂消しゴムを優しく当てる事で落ちる場合もありますが、無理に汚れを取ろうとすると傷みや破れの原因となってしまいます。
他にも襖の下に溜まった埃などが原因となって汚れてしまう事もありますので、襖の周辺を綺麗に掃除するよう意識すると良いでしょう。
襖の張り替え周期について
襖の張り替え時期は約4年から5年といわれています。年中、空気に触れ、加湿・乾燥の影響を受けている事で貼られている和紙の劣化も早いです。
直射日光の当たるような場所にある事も多く、紫外線による焼けも頻繁に発生します。
また、ちょっとした襖の汚れやしみは補修紙を使いある程度隠す事ができますが、あまりに傷が大きい場合や隠す場所が多いと、見た目が美しくありません。
汚れや破れ、日差しによる日焼けが目立ってきたら、張り替えをおすすめします。当店では確かな技術と知識により襖の修理も行っていますので、是非ご利用下さい。